スカルプDは石油系シャンプーなの?成分調査で判明した事実
頭皮ケアシャンプーとして有名なスカルプDシャンプーの成分が石油系なのか気になりませんか?
テレビCMでは頭皮に良さそう、髪が生えてきそうなCMを流しておいてじつは石油系だったらガッカリしますよね。
そこで成分を調べたら、石油系でした!(驚)
このサイトでは石油系はオススメしてません。
ですがスカルプDは石油系でもけっして悪いシャンプーではありません。
じつは2016年までは完全なアミノ酸系シャンプーでした。
それが2017年のリニューアル時に石油系の成分が入ったのです。
これにはきちんと理由があったのです。
詳しくは続きどうぞ!
スカルプDのシャンプーは石油系!でも頭皮には危険ではない
男性用のスカルプDのシャンプーには3種類があります。その成分を全部調べました!
- ドライ(乾燥肌)
- オイリー(脂性肌)
- ストロングオイリー(超脂性肌)
洗浄成分のうち1番多く配合されているのは、3種類ともスルホコハク酸ラウリル2NAという石油系の成分でした。
種類別に成分を見ていきましょう。
オイリー、ストロングオイリー
オイリーと、ストロングオイリーの洗浄成分はこれです。
スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム |
N-混合脂肪酸(C12,C14)アシル-L-アスパラギン酸トリエタノールアミン液 |
ラウリン酸アミドプロピルベタイン液 |
ラウロイルメチル-β-アラニンナトリウム液 |
N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸トリエタノールアミン液 |
加水分解ケラチン液 |
ヤシ油脂肪酸加水分解ケラチンカリウム液 |
モノラウリン酸ポリグリセリル |
成分表を見てもらうと分かる通り、スルホコハク酸ラウリル2ナトリウムが1番多い成分です。
なのでスカルプDは石油系ってことになりますね。
「まじかー、じゃあスカルプDは低品質だし、頭皮に良くないね」
と考えるのはちょっと早い!
やっぱり頭皮の医師が監修して、改善に改善を重ねているので、石油成分にも理由があるのです。
詳しくは後半で
ドライ
洗浄成分はこれです。
スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム |
アルキル(8~16)グルコシド |
ラウリン酸アミドプロピルベタイン液 |
ラウロイルメチル-β-アラニンナトリウム液 |
N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸トリエタノールアミン液 |
加水分解ケラチン液 |
ヤシ油脂肪酸加水分解ケラチンカリウム液 |
モノラウリン酸ポリグリセリル |
こちらも同じようにスルホコハク酸が入ってますね。
ドライにも入ってるのはちょっと意外です。
ということでこちらも石油系だといえます。
スカルプDシャンプーは石油系だから頭皮に危険?
これは極端すぎる間違いです。
石油系では珍しい、頭皮に優しい成分なのです。
しかもこれ、2017年のリニューアル前までは配合されていなかった成分なんです。
つまり、シャンプーをより改善するために配合されています。
スルホコハク酸ラウリル2ナトリウムってどんな成分?
問題の石油成分についてもっと掘り下げてみましょう。
スルホコハク酸ラウリル2ナトリウムの頭皮刺激はアミノ酸系に比べると強めです。
事実だけれど大げさなんです。
じつはそこまで刺激は強くありません。
人間の目に入っても大丈夫(痛いけどね)なくらいです。
そしてベビー石鹸やベビーシャンプーにも頻繁に使われてます。
あなたの頭皮が赤ちゃんより弱いってことはなさそうですよね。笑
どうして石油成分のスルホコハク酸ナトリウムを追加したの?
この成分は、アミノ酸系の成分のマイルド過ぎる洗浄力を補強するために使われます。
スカルプDでは8種類の洗浄成分のうち7種類はアミノ酸の優しい成分です。
そこに石油系のスルホコハク酸を混ぜることで、優しさと汚れを洗う洗浄力のバランスを取ったのでしょう!
泡立ちが、リニューアル後は良くなった
女性用と違い、男性用のシャンプーにはある程度の洗浄力が必要になってきます。
これには理由があります。
- 男性の頭皮は皮脂が多めなこと
- 男性は肌が強めなこと
- ワックスやスプレーなどをガッチリつかうこと
髪型のツーブロックがここ数年で流行りましたよね。
あれってけっこう髪をガチガチに固めるので、そうなると単なるアミノ酸シャンプーでは2度洗い、3度洗いをしないと整髪料が落ちません。
でも何度も洗うと頭皮から必要な皮脂まで取り除いてしまいます。
髪をキレイにするために頭皮への負担が大きくなる、これはけっして良いことではないですよね?
それなら洗浄力の強い成分を入れるほうが良いのです。
メーカーとしてはアミノ酸成分だけだと落としきれない髪の汚れがあったから石油成分を配合したのだと考えられます!
時代とともに最適な洗浄力というのは変わりますよ。
育毛シャンプーに大切なことは成分がアミノ酸なことではありません。
石油だとしても、アミノ酸でも頭皮への優しさと皮脂汚れを洗い流す洗浄力のバランスです!
スカルプDはヘアメディカルというAGAのクリニックが共同開発している
ここまではぼくが勝手に言っている意見もあります。
でも考えてみてください。
スカルプDのシャンプーはヘアメディカルというAGAの専門クリニックが監修しているんです。
監修どころか、クリニックでも薄毛の患者にスカルプDを推奨しているんです。
さすがに医療機関が頭皮に悪いシャンプーを勧めるなんてありえません。
それも日本最大級のAGAクリニックで。
スカルプDシャンプーはハゲの専門医が男性のハゲの患者に使うことを前提に開発されてます。
とはいえ!頭皮にあったシャンプーを使うことが大切
石油系でも安心して使えることが分かってもらえたでしょうか?
でも
- それならどの種類を使ってもいいよね!
- 1番メジャーだからオイリー使っとこう!
みたいに雑に決めるのは良くないです。
石油系成分やアミノ酸成分の配合比率であったり、洗浄成分ではないけど皮脂を溶かすような成分(サリチル酸)がオイリーとストロングオイリーだけには入っていたりするのです。
まあ、ちゃんとあなたの頭皮に合ったものを選びましょうよ、と。
じゃあどうやって選べばいいの?と疑問に思ったら、どのスカルプDシャンプーを使ったら良いのかを診断してくれるサイトがあります。
ちなみにぼくが診断を受けたところ結果は「乾燥」タイプでした。
ということでスカルプDドライを使うのが良いのです。
そして実際に使っています。